>>  Home  >>  立田山実験林紹介ページ 

「立田山の森林」の
樹木の花と葉のCD−ROM版について

 

森林総合研究所九州支所の樹木園目録を電子化するにあたって

「立田山の森林」の樹木の花と葉は1992年に九州支所資料として発行された「樹木園目録」をベースに花と葉の写真を加え電子化したものである。電子化するにあたり、ファイル変換時のレコードの大きさの制限から、特性および用途の記載について255字を越える部分を割愛したレコードがある。割愛した主な記載は樹木の大きさに関する記述である。原著に改変を加えざるを得なかった点を深くお詫び申し上げる。1992年版に記載された293樹種のうち、枯損し個体が消失したもの(例えばシラカンバ)については削除した。すべてについて葉の写真を用意したかったが、準備不足のため、支所内でポピュラーな樹種の葉の写真(例えばコウヤマキ)が用意できなかった。花の写真は2年をかけたがやはり適期に写真をとる機会がなく、約半数についてしか用意できなかった。今回用意できなかったものについては随時、充実をはかっていくつもりである。この種の図鑑としては、花と葉以外に樹型、樹幹、種子等の写真を用意すればより利用しやすいものになると思われるが、これらは、今後の課題である。また、1992年版「樹木園目録」以外の立田山でみられる種(例えばムクロジ)等についての花と葉の写真を撮ったが、今回は記載できなかった。今後、ツタ類を含め充実をはかっていくこととする。
 今後の改訂版はインターネット上で公開されることになる。
 1992年発行の「樹木園目録」の序文とまえがきを再掲し、感謝の言葉とする。

   平成9年11月4日
   保護部長 吉田成章

 

「1992年発行の序文」

序   文

 森林総合研究所九州支所の樹木園は、本庁舎の建設完了直後に企画、造成されたもので、1969年(昭和44年)11月に概成し、その後増強されて今日に至っている。樹木園に収集された樹種は、九州地域産のものばかりでなく、北海道産のものから諸外国産のものまでを含み、造成当時153種であったものが、現在では293種に及んでいる。「樹木目録」は造成直後の1970年(昭和45年)に研究資料としてまとめられ、今日まで利用されてきた。しかし、22年が経過し、その間に枯損や植え替え、新たな樹種の植栽等でかなりの変動があり、実態に合わなくなってきたため、このたび、「樹木目録」の改訂を行い発刊することとした。
 この「樹木目録」は、1970年版のスタイルを踏襲し、各樹種ごとにその特性、分布、用途などについて記しており、利用し易く、また、現地で探し易いように検索欄と樹種ごとの位置図を充実した。
 樹木園・実験棟内の木々は季節ごとに色とりどりの個性ある花を咲かせ、また、春秋にはさまざまの新録や紅葉でわれわれを楽しませてくれる。この「樹木目録」が、みどりを愛する人々に必ず役立つものであることを確信している。
 この「樹木目録」が完成しようとしていた矢先に、観測史上最大の暴風を伴った台風19号の来襲(1991年9月27日)を受け、これまで努力して整備してきた樹木園や実験棟に本数で16%という甚大な被害が発生した。その復旧には長年月が必要であるが職員一丸となって取り組む覚悟でいる。この「樹木目録」は被害後の修正を行って完成したものである。
 おわりに、長年にわたり樹木園の造成・維持管理に努力していただいた先輩諸兄、ならびに、この「樹木目録」の改訂に努力された連絡調整室長 川添 強技官、育林専門官 坂□ 勝技官、および、山田岩雄技官、清水 勝技官の各位に心から感謝の意を表す次第である。

   1992年(平成4年)3月
   森林総合研究所九州支所長
   大貫 仁人

 

「1992年発行のまえがき」

              樹木園目録                
                           川 添   強
                           坂 口   勝
                           山 田 岩 雄
                           清 水   勝

 ま え が き

 森林総合研究所九州支所の樹木園目録については、1970年3月にとりまとめて以来、22年が経過し、その問樹木の成長、枯損、新しい樹種の植栽等により改訂の必要が求められた。
 今回の樹木目録は、支所構内の樹木のみならず、広く立村山実験棟全般に植栽、自生している樹木についてもとりあげ、その数293種について整理した。その内容は樹種ごとに沿革と特性、分布、用途等について記述した。また、研究者、一般の方々に「どの樹がどこにあるのか」と探すとき、すぐに検索できるように樹種ごとの位置図を付記した。
 この樹木目録をとりまとめるにあたっては、下記の文献類を引用、参考にさせていただいた。
 とりまとめにあたっては、九州支所長大貫仁人氏、暖帯林研究室長上中作次郎氏ほか室員各位にご指導をいただいた。しかし、われわれは浅学非才のこととて不備の点が多く、大方のご叱声、ご指導をお願いする。