持続的な木材生産と地域の森林再生 
−皆伐のルール作りに向けて−

【主催】 森林総合研究所

【日時】 20081028日(火)13:0016:30

【場所】 くまもと県民交流会館「パレア大ホール」
http://www.parea.pref.kumamoto.jp/

 

 近年、森林所有者の林業に対する関心は、木材価格の低迷・林業採算性の悪化により、低下しています。一方、国産材価格の下落、人工林資源の成熟化により、大規模な国産材加工施設を持った事業体が増えつつあります。この結果、九州南部を中心に、搬出コスト等を抑えるために大面積皆伐を行い、その後造林費用が賄えないため植林を放棄する森林が増加しています。皆伐後の植栽放棄は、持続可能な林業経営や森林資源の再生を阻み、地域経済に大きな禍根を残すことになります。そのため公的関与を含めた皆伐跡地の整備及び皆伐に対する面積・地域の規制が緊急の検討課題となっています。森林総合研究所では、「大面積皆伐についてのガイドラインの策定」という所内プロジェクトを立ち上げ、平成18年度よりこの問題に取り組んできました。今回は、これまでの研究成果及び現場の最前線で取り組まれている方の報告によるシンポジウムを開催します。

 

【発表者及びタイトル】  発表要旨

「皆伐後の植林未済地の解消に向けたアクションプログラム」について
  古家宏俊(熊本県農林水産部農林水産政策課) 

熊本県南域における人工林皆伐後の植生回復
  野宮治人・矢部恒晶(森林総合研究所九州支所)

大面積皆伐跡地の周辺域で起こっている斜面崩壊
−熊本県南部球磨村での調査から−

  宮縁育夫(森林総合研究所九州支所)・田中 均(熊本大学教育学部)

大分県における適正伐採に関する取り組み
  足立紀彦(大分県農林水産部林務管理課)

伐採搬出ガイドラインの取り組み
  松岡明彦・藤掛一郎(
NPO法人ひむか維森の会)

皆伐面積等に関わる規制についての考え方と欧米諸国の実態
  岡裕泰(森林総合研究所)

森林施業の望ましい実践のために
−アメリカ合衆国南部におけるルール化の事例から−

  野田巌(森林総合研究所関西支所)

総合討論 (座長:鹿又秀聡) 

 

【参加費】 無料(特に申し込みはありません)

【懇親会】 4,000
参加を希望される方は、下記の問い合わせ先に
FAXあるいは電子メールにて申し込みしてください。

【問い合わせ】

森林総合研究所 九州支所 森林資源管理研究グループ

鹿又秀聡  Hidesato Kanomata

TEL:096-343-3784 (直通) FAX:096-344-5054